ソラナエコシステムがまたもや出口詐欺の被害に遭った。「$SOLスペースで前代未聞のイールド」を謳うファーミングプロトコルのMangoFarmSOLが資金流出の報告を受けて、ソーシャルメディアアカウントを停止した。
1月5日に公開されたMediumの投稿によると、MangoFarmSOLは1月10日にMANGOトークンのエアドロップを予定していた。エアドロップに参加するには、ユーザーはプロトコルにソラナ(SOL)を預け入れる必要があった。

匿名の開発者「Foobar」は、1月7日にX(旧Twitter)で、プロジェクトのフロントエンドがハッキングされたと警告した。彼は最近、MangoFarmSOLのセキュリティ監査人に任命されたばかりだった。Foobar氏はプロトコルに何が起こったかをユーザーから尋ねられ、ラグプルの可能性があると回答した。
MangoFarmSOLのXのプロフィールとウェブサイトは消滅している。1,000人以上の加入者がいるテレグラムチャンネルは、新規メンバーの追加を停止。損失は約200万ドルと推定されている。

Xでは、詐欺の背後にいる開発者が残したとされるメッセージの画像がユーザーの間で出回った。画像には、開発者がポンジスキームを作成するように強制されたと述べ、別のソラナベースのイールドプロトコルであるBananaMinerに関与していると主張している様子が写っている。しかし、BananaMinerの代表は、MangoFarmSOLとは何の関係もないと否定した。
「私は@BananaMiner_のコミュニケーションを全プロジェクトで担当しており、Mangoとは何の関係もないことを保証する。彼らは私にプロジェクトを手伝ってほしいと依頼したが、利益相反があると説明した。そのような誤った噂を広めないで、次回はよく調査してほしい。」
最近、ソラナエコシステムはウォレットドレイナーを利用する詐欺師の標的となっている。攻撃の増加は、12月以降、サイバー犯罪者がソラナ・ドレイナーキット(ウォレットから資金を引き出せるソフトウェア)を販売していることに起因している。ブロックチェーンセキュリティ企業チェイナリシスによると、SOLのウォレットドレイナーキットの最大のオンラインコミュニティの1つには、6,000人以上のメンバーがいる。
