大手仮想通貨取引所FTXは17日、米メジャーリーグ「ロサンゼルスエンジェルス」の大谷翔平選手との間でパートナーシップを結んだと発表した。

FTXはツイッターに投稿した動画の中で大谷選手を「MLBにおけるムーンブラストのトップ打者」だと述べ、大谷選手とのパートナーシップを誇りに思うと結んでる。

具体的なパートナーシップについては、米大手メディアCNNがその内容を報じている。報道によれば、大谷選手は「グローバルアンバサダー」としてFTXに参加しているのに加え、FTXにも出資しているという。

FTXは大谷選手をアンバサダーとして起用することで、FTXのブランドの認知度を世界的なものに高めることが狙いだ。

さらにFTXから大谷選手に支払われるスポンサーシップの報酬は、仮想通貨とFTX株で支払われることになるという。

FTXを率いるサム・バンクマン-フリード氏は、大谷選手とのパートナーシップについて「フィンテックの意味とパーシャルファイナンスアプリの在り方と同様の革命的なインパクトとなることを期待している」とCNNに語っている。

FTXは、スポーツ業界とのパートナーシップ・スポンサードを通じたビジネス展開を積極的に進めている。同社は米NBAのマイアミヒートのホームスタジアムの命名権を取得。今年6月には米メジャーリーグの公式スポンサーにもなっている。つい先月には米国最大のイベント「スーパーボウル」で広告スポットを確保した