ウォールストリートジャーナルは15日、大手仮想通貨レンディングのブロックファイが破産を検討していると報じた。

ブロックファイは14日、FTXとその関連会社に「大きなエクスポージャー」があることは認めたが、「あらゆる選択肢を検討するために必要な流動性がある」と主張していた。11月8日にはブロックファイの創設者兼最高執行責任者のフロリ・マルケス氏がTwitterで、流動性不足の影響を受けたグローバル事業体のFTXとは別の事業体であるFTX USから4億ドルの信用枠があるため、すべてのブロックファイ製品は「完全に稼働可能」とユーザーに保証していた。

今後数週間で、さらに多くの企業がFTXの破綻の影響を受ける可能性がある。15日には仮想通貨レンディングプラットフォームのSALTが顧客に対し「FTXの破綻が我々のビジネスに影響を与えた」ため、直ちにプラットフォームの出金と入金を一時停止することを明らかにした。

SALTのCEOであるシャウン・オーウェン氏は同社が破綻するという疑惑を否定。「我々は、破綻の通知としてこれを公表したのではない。我々は、FTXの影響に対処し、我々のカウンターパーティに新たなリスクがないことを確認し、倒産しないように最大限の注意を払いながら進めるために、一時停止している。詳細は近日中にお知らせする」とした。