フランスに本社を置く小売企業大手であるCasinoグループは、ユーロにペッグされたステーブルコインをローンチするという。Casinoグループは、フランスや南米で1万1000を超える店舗を展開している。

報道によれば、Casinoは店舗のロイヤリティプログラムや取引に利用するためステーブルコインをローンチする予定だ。金融大手のソシエテ・ジェネラルや大手会計事務所PwCのほか、ステーブルコインインフラプロバイダーのSceme、開発企業Nomadic Labs、仮想通貨取引所Coinhouseと協力して、テゾスのプロトコルを使用して開発された。

Source: Grégory Raymond

”Lugh(ルー)”と呼ばれれる新しいステーブルコインは、EURLというティッカーシンボルで表示される(名前はアイルランドの神話から名付けられたという)。最初の発行後、テストフェーズが完了するまでの数か月の間はCoinhouseでのみ利用できるという。その後はほかのプラットフォームにも展開することになる。