資産運用大手フランクリン・テンプルトンがソラナネットワークを高く評価している。これを受け、将来的に同社によるソラナ上場投資信託(ETF)が実現するかもしれないとの期待が高まっている。

同社のデジタル資産チームが一時的に運用した公式X(旧ツイッター)アカウントは、1月16日のソーシャルメディア投稿で、アナトリー・ヤコヴェンコ氏のリーダーシップのもとでソラナエコシステムの多くの進展に「感銘を受けた」と述べた。

「アナトリー氏の単一のアトミックステートマシンというビジョンは、情報の非対称性を低下させる分散型ブロックチェーンの強力なユースケースであると私たちは考えている」とフランクリン・テンプルトンは1月17日に投稿している。

フランクリン・テンプルトンは、2023年第4四半期だけでも、分散型金融(DeFi)、インフラネットワーク、非代替性トークン(NFT)、さらにはミームコインの成長をソラナの顕著な発展として挙げた。

さらに、フランクリン・テンプルトンは現在のレーザー目をしたプロフィール画像を、ソラナ上の新しいミームコイン「dogwifhat」のように編み帽をかぶったベンジャミン・フランクリンの画像に変更することを冗談交じりに示唆した

フランクリン・テンプルトンはイーサリアムネットワーク、ビットコイン・オーディナルズ、BTCベースのレイヤー2にも言及したが、同社のデジタル資産チームからの称賛の多くはソラナに向けられていた。

ソラナへの積極的な称賛により、多くのユーザーがフランクリン・テンプルトンが将来的にソラナETFを発行するのではないかと憶測している。「ソラナETFが次だ」と匿名ユーザーnxxnはツイートした

1月11日に現物型ビットコインETFを立ち上げて以来、仮想通貨業界内では他のコインによるETFも承認されるのではないかと期待されている。イーサリアム(ETH)やリップル(XRP)といったコインの名前が挙がっている。

現在、複数の現物型イーサリアムETFが当局の承認を待っており、多くは5月頃に米国証券規制当局から最終決定を受けるとアナリストは予測している。

フランクリン・テンプルトンは自身で現物型イーサリアムETFを申請していないが、イーサリアムエコシステムに対する肯定的な感情を共有している。「ETHとそのエコシステムにわくわくしている。最近経験した中年の危機にもかかわらず、イーサリアムエコシステムを前進させる強力な追い風が多くあると見ている」と投稿している

フランクリン・テンプルトンは他のレイヤー1ブロックチェーンも引き続きモニタリングしているという。同社はどのネットワークかは具体的に名前は挙げなかったが、一部には「莫大な可能性」を持つとしている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン