ナスダック上場企業フォワード・インダストリーズは、最大40億ドルの株式を段階的に売却するアット・ザ・マーケット(ATM)株式発行プログラムを米証券取引委員会(SEC)に申請した。これにより、同社は市場環境に応じて柔軟に資本を調達し、ソラナ(SOL)を中心とした準備金戦略を進めることが可能になる。

フォワード・インダストリーズの水曜日の発表によれば、キャンター・フィッツジェラルドを販売代理人として普通株式を発行・売却できるようになる。

同社は上限額を40億ドルと設定しているが、市場状況によって実際に売却が行われるかどうかは不明としている。

ソラナ購入にも資金を活用

発表によると、株式売却による資金は一般的な企業活動のほか、運転資金、成長戦略の推進、そしてソラナの準備金拡大に充てられる。

カイル・サマニ会長は、今回のプログラムがソラナ準備金戦略のための資本調達を「柔軟かつ効率的に行える手段」になると述べた。

「ATMプログラムによってポジション拡大、財務基盤の強化、長期的ビジョンに沿った成長戦略の推進が可能になる」とサマニ氏は語った。

同社は9月8日にソラナ準備金戦略を発表し、ギャラクシー・デジタル、ジャンプ・クリプト、マルチコイン・キャピタルといった仮想通貨業界の大手企業の支援を受け、16億5000万ドルの現金とステーブルコインを確保した。

その後、ギャラクシー・デジタルは1日で3億600万ドル相当のソラナを購入し、フォワード・インダストリーズの準備金に組み入れた。

ソラナ・ストラテジック・リザーブのデータによると、記事執筆時点でフォワード・インダストリーズは16億ドル相当のソラナを保有しており、ソラナ準備金を持つ企業の中で最大の規模となっている。

ソラナ準備金、企業全体で40億ドルを突破

フォワード・インダストリーズだけでなく、他の企業もソラナを中心とした準備金戦略を展開している。

ソラナ・ストラテジック・リザーブのデータでは、ソラナ準備金は初めて1711万SOLを超え、総額40億ドルを突破した。これはソラナへの機関投資家の関心が一層高まっていることを示している。

現在、シャープス・テクノロジー、DeFi デベロップメント、ユペクシを含む17社がソラナ準備金戦略を導入している。

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