中国の有力マイナーで同国仮想通貨界で大きな発言力を持つ郭宏才(グオ・ホンツァイ)氏が、中国最大のメッセージアプリである微信(ウェイシン)上で、12月25日にビットコイン・ゴッド(GOD)の分岐を行うと発表した。同コインは年末年始に計画されている8種の分岐コインのひとつで、ビットコイン保有者に無料で配られるため投機コインとしての性質が強いとみられる。

 実際、郭氏は12月25日の分岐について「ビットコイン保有者にキャンディーを配る」と表現している。

 郭氏は初期からビットコインの採掘にかかわっており、ダボス会議にも招待されるなど中国のビットコイン界隈では有名人。ビットコイン価格が今後100万ドルまで上昇すると予測するなど大胆な発言でも知られる。

 本人によると、同分岐は冗談ではなく本当に実施されるという。ツイッターでは「ビットコインゴッド(ゴッド)はビットコインチェーンの第501225ブロックで分岐する。これは12月25日におこる予定で、ビットコイン保有者にキャンディーを配る象徴的意味合いがある。総供給量は2100万コインとなる。プレマインは行わない。」としている。

年末年始は8種のビットコイン分岐が控える

 「ビットコイン・ゴッド」に加え、12月は多くのビットコインの分岐が控えている。

  • 12月17日:スーパービットコイン(SBTC)ーー中国のビットコイン富豪である李笑来が主催
  • 12月23日:ライトビットコイン(LBTC)
  • 12月23日:ビットコインプラチナム(BTP)
  • 12月25日:ビットコインゴッド(GOD)
  • 12月31日:ビットコインウラニウム(BUM)
  • 1月2日:ビットコインキャッシュプラス
  • 未定:ビットコインシルバー
  • 未定:ビットコインX

 このうちスーパービットコインはすでにビットコイン保有者に無料配布する計画を発表しており、年末年始の「ボーナス」の意味合いが垣間見れる。

 ビットコインゴッドについては、さらなる詳細はまだ明らかにされていない。