1 USMCAと大統領弾劾の発表について民主党を批判
NAFTA(北米自由貿易協定)に代わる貿易協定であるUSMCAに関し、民主党はトランプ政権と修正に関し合意したと発表し、議会で批准法案が採決されることになった。この発表は、同じく民主党によるトランプ大統領への弾劾決議案公表の1時間後であった。トランプ大統領はこれをペンシルバニア州の集会で批判。「民主党はUSMCAという大きなディールで、彼らが恥ずかしく思う大統領弾劾の意味を薄れさせようとしている」と述べた。ちなみに大統領弾劾を魔女狩りとして何度も民主党を批判している。弾劾については、共和党が上院で過半数を占めるため、罷免の可能性は低いと見られる。
2 米中協議に関しては特に発信なし
ナバロ大統領補佐官が「どんな決定があっても米国はよい立場にいる。大統領は関税を大いに気に入っている。関税は大統領が決めることであり、しばらくしたら決まるだろう」と述べ、大統領の決定待ちとなっていることを示唆した。ブルームバーグによると事情に詳しい人物の話として12日に大統領が通商交渉チームと話し合う予定と報じている。現時点ではトランプ大統領はまだ発言していない。
3 ユダヤ教を国籍と解釈する大統領令に署名へ
CNNによると反ユダヤ主義とみなす大学におけるイスラエル批判運動に対抗するため、ユダヤ教を宗教だけでなく国籍とみなす大統領令に大統領が署名する模様。米連邦公民権法では補助金を受ける大学が国籍に基づく差別を禁じる条項があり、これを適用することが狙いだ。法律では宗教への差別を禁じていないため、ユダヤ教を国籍にまで広げる必要があった。差別をする大学には補助金を打ち切ることができることからイスラエル批判を展開しにくくなる。
4 ロシアのラブロフ外相と会談
貿易、イラン、北朝鮮、中距離核戦力全廃条約、核兵器管理、選挙への干渉など数多くの案件について話し合ったとツイートした。