米連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長は、米国の政策金利の据え置きを発表した後、仮想通貨に関する質問に答えた。

1月29日に開催された連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見で、パウエル議長は、銀行は「リスク管理を適切に行えば、仮想通貨の顧客にサービスを提供することは完全に可能だ」と発言した。これは、FRBが監督する金融機関に既に適用されている条件に基づくものだ。しかし、仮想通貨関連の事業に参入しようとする銀行に対しては、より高い基準が求められることを示唆した。

「我々はイノベーションに反対しているわけではない。銀行が、規制や監督に関連する過度なリスク回避によって、完全に合法な顧客との取引を終了するような事態を引き起こすことも望んでいない」とパウエル議長は述べた。

仮想通貨への投資を検討している個人に関する質問に対して、パウエル議長は以下のように答えた。

「仮想通貨を取り巻くより強固な規制枠組みがあれば有益だと思う。議会もこの問題に多く取り組んできた。我々も、さまざまな議題について議会のメンバーと多くの時間を共にしてきた。したがって、議会がこの分野に対して建設的な役割を果たすことは非常に重要だ」

パウエル議長の発言は、2023年12月に発表された金融安定監視評議会(FSOC)の報告書に関する質問への回答だった。この報告書では、ステーブルコインが金融システムの安定性に対する潜在的なリスクをもたらす可能性があると指摘されていた。

パウエル議長は、ドナルド・トランプ氏の大統領就任中の2018年にFRB議長に指名されており、現在もその職にある。

仮想通貨市場は、FRBの利上げ発表にしばしば反応する。FOMC会合の前には、トランプ前大統領がFRBに利下げを求めたが、大統領にはパウエル議長に対して強制力を持つ権限はない。パウエル氏は2026年5月までFRB議長を務める予定だ。

ビットコイン(BTC)の価格は、FRBの発表を受けて過去24時間で約3%上昇し、一時104,000ドルを超えた。

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