仮想通貨リブラ開発トップ「ユーザーはフェイスブックを信頼する必要ない」 特別な権限はないと強調

フェイスブックの仮想通貨リブラのプロジェクトを率いるデビッド・マーカス氏は、ユーザーがリブラの恩恵を受けるためにフェイスブックを信頼する必要はない、と強調した。マーカス氏は、7月3日にフェイスブック上に「リブラ発表から2週間」との文章を掲載した。

マーカス氏は、リブラ専用ウォレットを開発するフェイスブック子会社「カリブラ」のCEOを務めている。今回のマーカス氏の投稿は、「フェイスブックが信頼できない」とするリブラ批判勢力へ反論するものとなっている。

マーカス氏は、フェイスブックはリブラのネットワークの唯一のメンバーではなく、同ネットワークをコントロールする権利は一切持たないと述べている。

「フェイスブックは同ネットワーク、通貨、あるいはそれを裏付ける準備金を管理しない。フェイスブックは100超のリブラ・アソシエーションのメンバーのひとつにすぎない。特別な権利や特権は持たない

マーカス氏はまた、フェイスブックはウォレット開発会社「カリブラ」を子会社として所有はしているが、カリブラの金融データにフェイスブックはアクセスできないとしている。さらに、ユーザーは他の会社のウォレットを使用することもできるとし、以下のように結論付けている。

つまり、あなたはリブラの恩恵を受けるのに、フェイスブックを信頼する必要はない。そしてフェイスブックはリブラ・ネットワークに対し、いかなる特別な責任も持たない。〔中略〕我々は、金融データを分離するという、アプローチを明確にしてきた。我々は、我々のコミットメントに従い、真の実用性をもたらすため懸命に取り組む」

ノーベル経済学賞受賞者である、ジョセフ・スティグリッツ教授は7月2日、「愚か者だけがフェイスブックの仮想通貨リブラを信頼する」と批判。また米下院金融委員会は、マーカス氏やフェイスブックのザッカーバーグCEOらに対して、リブラの開発を一時中断するよう求めていた

翻訳・編集 コインテレグラフ日本版

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