フェイスブックの独自ステーブルコイン「リブラ」のウォレットを開発する「カリブラ」は、2020年末までにアイルランドで新たに50人を採用する見込みだ。アイリッシュ・タイムズが4月20日に報じた。
同国ダブリンにあるカリブラの小規模のチームが今年著しい拡大を目指し準備しているとされる。フェイスブックは、同社のロードマップにおいて同ダブリンオフィスの運営は「極めて重要」としている。
フェイスブックは2009年から国際本社の拠点をアイルランドに置いている。インスタグラムやワッツアップなど関連企業などで同国内で5000人雇用している。
ダブリンオフィスとともに、フェイスブックは同国のクローニーでデータセンターを運営している。また、2017年にコークにVR子会社「オキュラス」のための研究所を設立している。
カリブラの運営ヘッドであるローラ・モーガン・ウォルシュ氏は、アイリッシュ・タイムズに次のように述べている。
「世界的不確実性のこの時代、ダブリンの我々のチームに投資を継続する。我々は、カリブラウォレットをサポートするチームの運営拡大において、詐欺、コンプライアンス、従業員管理、カスタマーケアの専門家を積極的に採用する」
フェイスブックは先日、複数の法定通貨の裏付けによるステーブルコインだけでなく1つの法定通貨の裏付けによるステーブルコイン開発も目指すとするホワイトペーパーの改訂版を発表している。
翻訳・編集 コインテレグラフジャパン