ビットコイン価格が日本時間で午後5時半頃、6万5000ドルを再び突破した。

先週木曜日につけた5万6500ドルから実に8000ドル以上も上昇し、力強く反発したかたちだ。

ただビットコインやアルトコインはここから再び高値を目指していくのだろうか。

トレーダーたちは楽観的だ。

ある海外人気トレーダーは「まだ大きなレンジ内にいるが、上向きの勢いがある」と語る。(ダーン・クリプト・トレーズ談)

またテクニカル分析で有名なトニー・セヴェリーノ氏は、ビットコインのチャートのかたちは強気相場をしめしていると指摘した。ボリンジャーバンドのアッパーバンドに入りつつあり「プラスの展開」とした。

もちろん仮想通貨相場は移り変わりが激しく、出現したばかりのトレンドがすぐに消え去りことも多々ある。そこで大事なのが下値メドの目立てだ。

海外著名アナリストのミヒャエル・デポッペ氏は、6万ドルがカギだという。「(ビットコインは)6万ドルを維持する限り完全に問題ない。またアルトコインがゆっくりと息を吹き返しつつある」と語った。

ちなみに6万ドルラインには複数の移動平均線が重なる部分でもある。100日単純移動平均線(SMA)や「短期保有者実現価格」が含まれる。

また注目すベきポイントは64000ドルともいわれる。順張りトレーダーが注目する50日間指数平滑移動平均がここにあるからだ。この水準を奪回することが肝心だとされるが、日本時間6日午後に突破したかたちだ。(金融コメンテーターのテッドトークスマクロ談)

またマクロ環境にもポジティブな見立てがでてきている。

既出の相場アナリストであるデポッペ氏によれば、量的緩和(QE)が再び登場する可能性さえあるという。「先週金曜日はドルとビットコインにとって悪い経済データがでた。量的緩和はもうすぐ来る」とのべた。また「アルトコインの『痛み』(調整)のほとんどはすでに終わっている可能性が非常に高い」。

相場センチメントはやや「強気」に傾く。BTC価格が回復するとともに、「恐怖と強欲指数」は「ニュートラル」から「強欲」に戻り、「極端な強欲」がすぐそこまで来ている。この遅行指標は現在71/100であり、5月2日には43/100だった。

レバレッジ率も中立になり仮想通貨取引所のデータからは明るい兆しが見て取れる。

ちなみに今週の注目は米時間で5月9日に予定されている米失業保険申請データだ。

今週もビットコインの動きに目が話せない。

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この記事には投資アドバイスや推奨事項は含まれていない。投資や取引のすべての動きにはリスクが伴い、読者は自身のリサーチを行うべきだ。