30日の仮想通貨ビットコインは同日未明の6000ドル割れから回復し、足元では6200ドルを推移している。30日朝は全面安となっていた、現在はアルトコインなども回復してきている。

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(出稿:Coin360 3月30日午後18時30分)

ビットコインは数時間で下落を取り戻した。今回反発した5800ドル付近は、一部投資家は重要なサポートとして指摘していた。

さらに200日移動平均を維持していることや、逆ハンマーを形成していたことから、反発を予想されていた。

反発はギャップ埋めか

現在の価格動向はシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)で発生したギャップ埋めの効果もあるかもしれない。ギャップは先週金曜日に6680ドルの終値であったのに対し、始値が6300ドルとなり、週末と週明けで価格差が生じた。

しかし、こうしたギャップ埋めによる回復傾向につながる可能性については、トレーダーからは否定的な声も上がる。

仮想通貨トレーダーのミカエル・ファン・デ・ポッペ氏は市場に弱気の傾向があることを指摘。レジスタンスの壁にぶち当たり反落すると予想した。

「6050ドルへの反発は、さらなる下落の前に、6400〜6500ドルのに押し上げる引き金になるだろう。まだ弱気だ」

デ・ポッペ氏はこれまでもわずかな上昇の後に下落があることを指摘している。

既報の通り、データ提供会社オールターナティブ・ドット・ミーによると、「仮想通貨の恐怖&強欲指数」は今月9日に急落して以来、「極端な恐怖」の状態を推移。記事執筆時点でも10に低下している。