仮想通貨への投資には様々なリスクが伴うが、家庭の貯蓄を増やす一つの方法と考える人々もいる。仮想通貨取引所のビットメックスがこの程実施した調査でこうした事実が明らかになった。

調査会社のカンターとともに実施した調査では、22年における仮想通貨関連の消費者動向を把握することが目的とされた。ヨーロッパ、アジア、ラテンアメリカの14の市場で3000人を対象に調査を行ったところ、ヨーロッパでは、仮想通貨が投資の手段や家庭の貯蓄を増やす方法と見なされていることがわかった。

調査に協力したヨーロッパ人の55%が、現在仮想通貨を保有していると回答した。さらに、このうちの70%が、仮想通貨を保有する主な目的を「家庭内のニーズを満たすため」と答えた。今回の調査では、全回答者のうちの61%が、仮想通貨を「多様な投資を実現する良い手段」と考えていることも明らかになった

こうした調査結果とは別に、調査に協力したヨーロッパ人の5人に3人が、仮想通貨への投資で50%の利益を上げていることも分かった。調査の結果、今回調査に参加した仮想通貨保有者が行う取引の80%超が1000ドル以上の取引であることが分かっている。

ビットメックスの最高マーケティング責任者(CMO)を務めるミケーレ・ベルタッコ氏によると、今回の調査の目標は投資家の行動への理解をさらに深めることで、調査結果を見たベルタッコ氏は「社会一般の仮想通貨に対する興味関心が急速に拡大している」と説明した。