7時49分時点のユーロ円は120.75円。高値は120.89円まであったが、ドル円の伸び悩みの影響で押し戻されている。

注目の米中協議に関するニュースはほとんどなかったが、12月15日に迫る追加関税に関してトランプ大統領が「何かが起こる可能性がある」と述べている。マーケットは米中協議の次の材料待ちとなっており、ダウ平均は28ドル高の27677.79ドルで終了している。

米10年債利回りは水曜日の1.781%から1.798%に上昇したが、ドル円は108.77円と上値が重い状態で推移している。ドルインデックスは0.24%下落し97.365とドル安傾向が続いている。

昨日発表されたユーロ圏7-9月GDP確報値は前期比0.2%増、前年比で1.2%増となり、速報値と変わらなかった。10月小売売上高は前月比で0.6%減と市場予想を下回っている。

ユーロ円予想
120.20~121.00

ユーロドルは昨日1.1080~1.1100というレジスタンスゾーンを再度上抜けて、1.1105となっている。ドル安の流れが続いており、ドイツの財政出動への期待などもあってユーロが買われているようだ。ユーロドルに連動してユーロ円も上昇しているが、ドル円の上値が重い影響を受けて、120.80円あたりで上昇を止められている。20日移動平均線(120.26)と日足の上昇トレンド下限から上放れているが、10月31日を起点とする日足の下降トレンドラインに頭を抑えられており、三角持ち合いとなっている。どちらかに抜けるまでは小動きの展開となるだろう。日本時間では材料不足で大きな動意がない可能性が高い。下値は20日移動平均線がある120.26円あたり、上値は3日の高値の121円あたりと予想する。