香港デモで警官隊がデモ隊に発砲して負傷者がでたとの報道からNYダウ先物が下落。14時39時点で88ドル安となっている。
リスクオフのムードの中で円買いの流れが続き、ユーロ円も14時41分時点で120.21円と先週末のNY市場に比べて13銭ほどの円高で推移している。
また先週末、スペインで総選挙があり、サンチェス首相率いる与党・社会労働党が第1党を維持したが過半数を維持できず、ポピュリスト政党が第3党に躍進したこともユーロの上値を抑える要因になっている。
テクニカル分析
ユーロ円予想レンジ 119.60~120.50
ユーロ円は7日の安値120.14を割り込むと下値模索の展開を予想する。120円の節目が意識されそうだが、割れこむと100日移動平均線119.61円がメドになるだろう。
ただ、ユーロに関してはユーロ円よりもユーロドルに注目している。最近のドル高の流れからユーロドルは5営業日連続で下落。節目となる1.10が迫っている。
1.10を割り込むとユーロ売りが加速する恐れがあるので注意が必要だ。