イーサリアム・ネーム・サービス(ENS)で.ethドメインを法定通貨で購入することが可能になった。

ENSは今回決済プラットフォームであるムーンペイと連携。今後ユーザーはアップルペイやグーグルペイ、デビットカードやクレジットカード等で.ethドメインを購入・所有できる。

ENSは元来直感的にはとらえにくいブロックチェーン上のアドレスを"cointelegraph.eth"のような人間が読める形に置き換えるサービスで、仮想通貨愛好家の間で人気を博している。

今後は仮想通貨ウォレットでの購入の際に必要だった複数の取引承認が不要になることを目指す。これまでの.ethドメイン登録は、仮想通貨ウォレットを介してイーサリアム(ETH)決済が必要だった。

ENS創設者のニック・ジョンソン氏は「新たにこの(Web3の)分野に入った人々やまだ取引に慣れていない人々がわかりやすい決済方法を使えるようになった」と語っている。

ムーンペイのパートナーシップ担当副社長のブリー・ブラザック氏は、ENSとの統合によりデジタルアイデンティティや分散型ドメインを取得したい新規ユーザー向けに簡単な決済体験を提供することができるとした。

現在ENSには55万以上のユニークアドレスから230万以上の名前が登録されている。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン