イーサリアム共同創設者のルービン氏、テザーの相場操縦説には疑問

 イーサリアムの共同創設者、ジョセフ・ルービン氏は28日、ヤフー・ファイナンスとのインタビューの中で、ステーブルコインのテザー(USDT)による価格操作疑惑について疑問を呈した。

 今年6月、テキサス大学の研究者が、2017年のビットコイン価格の上昇についてテザーによる価格操作の可能性あるとの研究を公開した。この研究によれば、ビットコイン相場が低調な時にテザーでビットコインが購入され相場が押し上げられる傾向があったという。

 仮想通貨コミュニティの一部ではテザーが本当に米ドルで裏付けられているのか疑いの目を向ける者もいる。ルービン氏は、テザーの価格操作の疑惑や米ドルによるペッグについての疑惑について納得していないという。

 ルービン氏は「業界の人々と話したりしてみての見方だが、私たちはそれ(USDT)が銀行口座にある米ドルと1対1で裏付けられていると信じている」と述べた。ただルービン氏は「100%確実というわけではなく、あくまで私の見方からだ」と付け加えている。

「…私はテザーが相場操縦に直接関係しているかどうかについてはっきりとはわからない。規制されていない取引所が多くあり、規模の大きいプレイヤーが自分のしたいことができてしまう状況はある。…理念的には、少なくとも中央集権的な取引所にはよりベターな規制がいるだろう」

 今年6月、法律事務所のフリー・スポーキン&サリバンは、テザーの銀行口座にアクセスし、6月1日時点で十分な米ドルを準備していることを確認したと発表。しかし、法律事務所側は「〔我々は〕監査法人ではない。このため今回の調査は会計基準のGAAPに基づいてはいない」と付言している。