イーサリアム(ETH)は3,500ドルを再び上回った。米証券取引委員会(SEC)がETHが証券であるかどうかの調査を終了するとコンセンシスが発表した後、ETH価格が上昇した。

ETHは6月19日にコンセンシスがXに投稿するまで3,493ドルで取引されていた。業界関係者らはSECが調査を終了するとの発表は「業界にとって大きな出来事」だと指摘している

「SECの執行部門は、イーサリアム2.0に関する調査を終了することを通知した」とコンセンシスは記載した。

コインマーケットキャップのデータによれば、投稿から20分以内に、イーサリアムは約1.4%上昇し3,541ドルに達し、注目されていた3,500ドルの水準を突破した。記事執筆時点では3,531ドルで取引されている。

3,500ドルの水準はトレーダーにとって重要であり、イーサリアムはこの水準を頻繁に上下していた。過去30日間、この水準は重要なサポートレベルとなっていた。

コンセンシスの投稿を受けての上昇は、投資家の信頼感の増加を示している。イーサリアムを巡る証券法違反の懸念を緩和する動きとなりそうだ。

「これは、SECがETHの販売が証券取引であると主張する訴訟を起こさないことを意味する」とコンセンシスはコメントし、仮想通貨の専門家たちがこのニュースを祝った。

「イーサリアムにとって大きな勝利だ」とデルフィ・ベンチャーズの創設パートナー、トム・ショーネシー氏は書いている。「仮想通貨の新しい規制体制に入る中で、イーサリアムエコシステムにとって大きな前進だ」とコインファンドのクリストファー・パーキンス社長は指摘している

ブロックチェーン分析会社Lookonchainによると、イーサリアムのクジラたちはこの発表を受けて自信を示し、あるクジラは5,603ETH(約1,960万ドル)を購入したと報告している。

これは、SECが米国でイーサリアム上場投資信託(ETF)を承認してからわずか1か月後の出来事である。最終段階である申請者のS-1登録書の審査も進行中なことも後押ししている。

SECのゲイリー・ゲンスラー委員長は、委員会が「今夏のどこかで」申請を承認するだろうと予想している

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限りません。この記事には投資助言や推奨事項は含まれていません。すべての投資や取引にはリスクが伴い、読者は自身でリサーチを行って決定してください。

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