ブロックチェーン企業のPrysmatic Labsは、イーサリアム2.0ブロックチェーンの新しいテストネットワークの立ち上げを発表した。

10日の発表によると、Prysmatic Labsは、「Onyx」イーサリアム2.0テストネットをリリースした。これは、以前の「Topaz」テストネットよりも優れているという。

Onyxテストネットは、イーサリアム2.0メインネットのリリース前の最後のアップデートだ。さらに、このネットワークは複数のクライアントソフトウェア配布をサポートしている。

Onyxはネットワークメッセージの処理を改善し、最新のイーサリアム2.0仕様に準拠している。Prysmatic Labsはまた、Topazバリデーターのノードをオフにし、預金の送信を開始してOnyxネットワークでのステーキングを開始するとしている。

イーサリアムのステーキングは、イーサリアム2.0で実装される予定の機能だ。イーサ(ETH)保有者が、ネットワーク上の新しいブロックを確認するノードを実行できるようになり、報酬を得ることができる。

この最新の更新により、イーサリアムコミュニティは待望のイーサリアム2.0ネットワークの立ち上げに一歩近づいた。これにより、ブロックチェーンのスケーラビリティ制限を解決することが期待されている。

それでも多くの人がイーサリアム2.0のローンチが延期されることを懸念している。今年5月、プルーフ・オブ・ステーク(PoS)のアルゴリズムのリリースが再スケジュールされた。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン