仮想通貨アナリストによれば、イーサリアム(ETH)の価格は、短期的なマクロリスクや今後予定される業界要因の材料の多くをすでに織り込んでおり、当面は横ばい圏で推移する可能性が高い。
Swyftxの主任アナリスト、パブ・ハンダル氏は木曜日、コインテレグラフに対し「イーサリアムには足元の不確実性の多くが価格に反映されている」と述べた。
「今後数週間にわたり、ETHがかなり落ち着いた動きにとどまってもまったく驚かない」と語った。
ハンダル氏は、イランを巡る緊張の高まりを含む地政学的リスクや、米国のCLARITY法案の進展についても、大部分がすでに価格に織り込まれているとの見方を示した。
190億ドルの清算イベントが重荷
同氏は、ETHが10月に発生した190億ドル規模の清算イベントを受け、依然として信頼回復の途上にあると指摘する。信頼はまだ完全には戻っていないという。「イーサリアムは短期的に二重の逆風に直面している」とハンダル氏は述べた。
「10月の清算連鎖で市場から190億ドルが消え、さらに消費者心理は2022年以来の低水準に落ち込んでいる」と語った。

トレーダーは次の流動性の波がどこから来るのかに注目しているが、センチメントの問題を見落としていると同氏は指摘する。「私誰も本格的に語っていない最大のテーマは消費者心理だ」と述べた。
仮想通貨市場全体の心理を示す恐怖強欲指数は金曜日、「極度の恐怖」を示す13を記録し、投資家が極めて慎重な姿勢を取っていることを示した。
一方で、個人投資家の慎重姿勢とは対照的に、イーサリアム最大のトレジャリー企業であるビットマイン・イマージョン・テクノロジーズは保有量を拡大し続けている。
同社は最近4万5759ETHを取得し、保有残高は43万71497ETHに達した。これは流通している1億2070万ETHの約3.62%に相当する。
中期的に「最も経験豊富な投資家」も試す展開か
イーサリアムは10月の約4687ドルの高値から56.8%下落している。記事執筆時点で、ETHは2021ドルで取引されている。
ハンダル氏は中期的に、ETHが「最も経験豊富な投資家」でさえ試す局面を迎える可能性があるとみている。ただし、ビットコインをアウトパフォームし始める兆候が現れるかどうかに注目しているという。
「そこから状況が爆発的に動く可能性がある」と同氏は述べた。

