上場企業として世界最大の仮想通貨財務(トレジャリー)を誇る2社が、今週さらにデジタル資産の保有量を拡大した。ストラテジー(Strategy)が2,486 BTC、ビットマイン・イマージョン・テクノロジーズ(Bitmine Immersion Technologies)が45,759 ETHを追加購入し、合計で約2億6,000万ドルを投じた。
ストラテジーは2月9日から16日にかけて、1億6,840万ドルを投じてビットコイン(BTC)を購入したと発表。これにより、同社の総保有量は71万7,131 BTCに達した。この資金は、同社の「ATM(アット・ザ・マーケット:随時発行)」プログラムを通じて調達されており、78万5,354株の「STRC」優先株(純手取額7,840万ドル)と、66万株のクラスA普通株(同9,050万ドル)の売却によって賄われた。

月曜日時点で、ストラテジーのビットコイン累計購入額は545億2,000万ドルに達し、1 BTCあたりの平均取得単価は7万6,027ドルとなった。なお、今回の直近の購入は平均単価6万7,710ドルで行われている。
一方、イーサリアム財務の最大手であるビットマインは、現在のイーサリアム(ETH)保有量が437万1,497 ETHに達したと発表した。これはETH総供給量(1億2,070万ETH)の3.62%に相当する。このうち304万483 ETHがステーキングに回されており、1 ETH=1,998ドル換算で約61億ドルの価値を持つ。年間のステーキング収益は約1億7,600万ドルと推定されている。
同社はまた、仮想通貨、現金、その他の投資を合わせた総資産が96億ドルに上ることも報告した。これには6億7,000万ドルの現金、193 BTC、ビースト・インダストリーズ(Beast Industries)への2億ドルの出資、エイトコ・ホールディングス(Eightco Holdings)への1,700万ドルの出資が含まれる。
今回の買い増しは、ビットコインとイーサリアムがともに下落を続ける中で行われた。執筆時点で、ビットコインは6万6,700ドル付近で取引されており、過去30日間で約30%下落している。 イーサリアムは1,990ドル前後を推移しており、コインゲッコー(CoinGecko)のデータによれば、同期間で40%以上下落している。
ビットコインが10月のピークから後退、関連株も急落
仮想通貨市場全体が、10月のビットコイン最高値(12万6,000ドル超)から後退するなか、仮想通貨を主要な準備資産として蓄積・保有する「デジタル資産財務企業」の株価も大幅な下落に見舞われている。
ヤフー・ファイナンスのデータによると、ストラテジーの株価は現在129ドル前後で推移しており、2025年7月16日の高値(455.90ドル)から約72%下落している。ビットマインの株価はさらに深刻で、現在は20ドル付近。7月3日の高値(135ドル)から約85%下落した。ただし、過去1年間で見れば、株価は依然として約175%の上昇を維持している。

イーサリアム保有量で世界第2位(86万4,840 ETH、総供給量の約0.72%)を誇るシャープリンク・ゲーミング(SharpLink Gaming)の株価も急落している。現在6.55ドル付近で取引されており、5月29日の79.21ドルから大きく値を下げた。
ビットコイン保有量で上場企業第2位(5万3,250 BTC)のMARAホールディングス(MARA Holdings)は、10月15日の22.84ドルから約67%下落し、現在は7.48ドル付近で取引されている。
BitcoinTreasuries.NETのデータによると、現在194の上場企業が合計113万6,000 BTC(約760億ドル相当)を保有している。 これに対し、イーサリアムは28の企業・団体が合計630万1,185 ETH(約125億ドル相当)を保有している。


