イーサリアム(ETH)は現在3300ドル付近で取引されており、先物市場の動向は今後10%から25%の上昇余地を示唆している。ただし、持続的な上昇局面に入る前に、清算を伴う一時的な下落が起きる可能性もある。
レバレッジ調整後の上昇に有利な構図
仮想通貨アナリストのペリン・アイ氏は、イーサリアムのレバレッジ動向に繰り返し現れてきた特徴的な構造を指摘した。バイナンスにおいてレバレッジ比率が価格を上回る形で急上昇すると、過剰なロングポジションが一掃される短期的な下落が発生し、その後に力強い上昇反応が続くという。
このパターンは2025年に何度も確認されており、特に2月、4月、9月、11月に顕著だった。10月にも同様の動きがあり、急激なレバレッジ上昇が突発的な下落を招いた後、トレンド継続につながった。

現在のレバレッジ比率は0.60付近と比較的高水準にある。注目すべき点として、直近の価格上昇にもかかわらずレバレッジが低下しておらず、リスク志向が依然として強いことを示している。この水準での押し目は、過去に10%から25%の上昇に先行してきた経緯があり、最終的な流動性の掃除を経て、再び急伸する可能性がある。
一方、グラスノードのアナリストであるショーン・ローズ氏は、ETH保有者の行動に乖離が見られると指摘した。1月の安値以降、ETHはビットコインを上回るパフォーマンスを示しているものの、ETHの支出出力利益率(SOPR)は1を下回ったままだ。これは、全体として利益より損失が上回っていることを意味し、現物市場のETH保有者の確信度がBTC参加者より弱い可能性を示唆する。

データは短期的な下押しを示唆
イーサリアムは2025年11月12日以来の高値となる3324ドルの日足終値を記録した。ここから25%上昇すれば4100ドルを超える水準となるが、目先では小幅な下落が起きる確率も高い。

日足チャートでは、直近の上昇局面で3050ドルから3170ドルにかけてオーダーブロックが形成された。このゾーンは、2025年9月以降で最も取引量が集中した価格帯を示す可視レンジ出来高プロファイル(VRVP)のコントロールポイントとも重なる。
この価格帯は、過去に買い手と売り手の間で形成された「適正価値」領域であり、価格が引き寄せられやすい水準と考えられる。
この見方を裏付けるように、ハイブロックのデータでは3040ドルから3100ドルの間に5億ドル超のネットロングが集中している。こうした密集したポジションは、短期的にこのレンジへの掃き出しを招きやすく、その後のより強い上昇につながる下地を整える可能性がある。

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