仮想通貨のインデックスファンド事業を手掛けるビットワイズ・アセット・マネジメントのグローバル部門トップであるマット・ホーガン氏は、「ほとんどの仮想通貨は死ぬだろう」という見方を示した。5日付けのブルームバーグが報じた。
2000ほどある仮想通貨についてホーガン氏は、「95%が使えない」とし「痛みを伴って死ぬだろう」と予想。2000年台のITバブルからアマゾンやグーグル、フェイスブックなどが残ったように、ホーガン氏は、残った仮想通貨の中から重要なものが残るだろうと指摘した。また、ブロックチェーンより仮想通貨により強気になる理由として次のように述べた。
「インターネット黎明期の始めの頃を思い出してほしい。企業内のネット(コーポレート・イントラネット)についてみんなが興奮していた。」
ホーガン氏によると、現在、プライベート・ブロックチェーンとパブリック・ブロックチェーン論争になぞらえている。先月リップルの共同創業者ジェド・マケーレブ氏は、「ビットコインのブロックチェーンである必要はないが、パブリック(ブロックチェーン)でなければ、あなたは的外れなことをしている」と発言。ホーガン氏と同じように「90%のプロジェクトがB.S(デタラメ)」と指摘し、相場が落ち着いている現在、そうしたプロジェクトが一掃されることを期待していると話した。