エンジンコインを開発するブロックチェーンゲーム企業エンジン(Enjin)と拡張現実(AR)プラットフォームであるMetaverseMeは26日、取引可能な拡張現実ファッションアセットをイーサーリアムブロックチェーンに連携させることを発表した。

エンジンが発行するファッションアセットであるNFT(ノンファンジル・トークン)が2月23日からMetaverseMeのアプリ内で利用可能となり、アバターが着用可能となる。

MetaverseMeでは、ユーザーが自身を撮影後にアプリ内にアバターを生成できる。ARモードを使うことで現実環境にアバターを置き、ファッションNFTを楽しむことができる。またこうしたアバターをSNSを通じて共有することも可能だ。MetaverseMe創業者のマーティン・ヒューズ氏は次のように述べている。

「ブロックチェーンがすべての没入型体験の価値のあるインターネットとして認識されるようになるまで、そう長くはかからないでしょう。取得したアセットがお気に入りのゲームやアプリ全てで利用できるようになると、デジタル経済に革命が起こります。」

A showcase of the main features of the MetaverseMe app

プラットフォームで提供される最初のコレクションは「Pluriform」と呼ばれるもので、デジタル専門のデザインスタジオのファブリカントと、エンジンとこのほど提携したゲーム会社アタリとのコラボレーションで実現した。ファブリカントはこれまでにスポーツブランドのプーマやアディダスといったブランドのデジタル領域のデザインを担当してきている。

PluriformのNFTは2月28日まで利用可能で、売れ残ったものはNFTの希少性担保のために破棄される。今後Pluriformは、マインクラフトやアタリ社所有のゲームであるキックオフといった仮想現実に持ち込むことができるという。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン