中国の電子商取引大手JD.comは、資産担保証券(ABS)をブロックチェーン上で発行する計画を明らかにした。地元メディアが13日に報じた

 報道機関のセキュリティーズ・タイムズによると、中国の証券監督管理委員会(CSRC)は、子会社のJDファイナンスは、華泰証券と興業銀行(Xingye Bank)と共にABSを発行する。

 JDファイナンスのヘッド、ハオ・ヤンサン(Hao Yanshan)は、パートナーは共同で、資産を証券化するブロックチェーンの可能性を評価することになると考えている。

「アライアンスチェーンは、資産の証券化ビジネスにおいて全参加者の実際のニーズを満たす必要がある。ブロックチェーン技術のアプリケーションの価値を十分に反映するためだ」

 ハオ氏の発言を受け、CSRCは次のように述べた。

「現在確立されている資産証券化業務管理システムは、様々なABS商品のリスクを防止する助けとなり、投資家の利益を守る」

 ブロックチェーン分野での動きは、JDにとって初めてのことではない。同社は3月にサービスとしてのブロックチェーン(BaaS)プラットフォームを立ち上げ、同じ月に、肉のサプライチェーンを追跡する技術に着目していると発表した。