米CNBCの「ファーストマネー(Fast Money)」という人気経済番組のキャスターであるブライアン・ケリーは月曜日、「ビットコインは銀行をアマゾン化させるだろう」と語った。

ビットコイン擁護者として知られ、多くの投資案件を手がけているケリー氏によれば、いまなぜビットコインを買うべきかについて3つの理由があるという。

ケリー氏は買いを主張する要因として「目に見える需要」と「巨大な市場」の存在、そして「ビットコインのアマゾン化」を挙げた。

ケリー氏は「アマゾンは市場に参入して消費者と直結した。これは『DTC』(direct to the consumer)だ」と言う。小売りをはさまずインターネット上で商取引するアマゾンのように、金融サービスから消費者を切り離したビットコインは『BTC』(Bitcoining of the banks、銀行のビットコイン化)だ」というわけだ。

この数ヶ月、仮想通貨が市場最高値の更新を繰り返すのに比例するように、ビットコインがいかにいいかというケリー氏の主張にはどんどん熱がこもっている。

中国による交換とICO(イニシャル・コイン・オファリング、仮想通貨で広く資金調達する手法)の禁止により価格が半減した下落時ですら、ケリー氏はビットコインへの支持を貫き、視聴者にもっと買うべきだと示唆してきた。一時は今の約65%だった3600ドルのときにも、こう言った。

人々が欲しがるプロダクトであり、それは巨大な市場の中にあり、従来の常識を覆す革新的な技術も進んでいる。これらはあらゆる投資において私が求めている3要素だ。ビットコインこそ市場に流通している中で最高の投資の1つだ

ビットコイン誕生から9年を迎える中、つい今週末には最高値の6300ドルを再び達成した。ビットコインの価格は投資家を多かれ少なかれ喜ばせ続けているのだ。