ブロックチェーンゲーム事業開発会社double jump.tokyoは3日、ゲーム間送集客ネットワーク「MCH+ADX」の開始を発表した

「MCH+」は同社が2018年にリリースした人気ブロックチェーンゲーム「My Crypto Heroes(マイクリ)」の開発システムやノウハウをフレームワーク化し、開発やエコシステム構築、ファイナンス、人材育成の4分野を支援するプログラム。これにより短期間で本格的なブロックチェーンゲームの開発が可能となるという。

今回はこのプログラムをパートナー間のユーザー送客利用に広げたもの。

double jump.tokyoによるとゲーム事業者は増加している一方で、新規ユーザーの獲得コストが高いことから、事業者が増えても既存ユーザーの奪い合いに終わってしまうことが課題となっていたという。

MCH+ADXはこの課題を解決するために、ブロックチェーンゲーム市場にユーザーを呼び込んでもらったゲームに対し、他ゲームが収益を一部還元する仕組みを実現。自社のゲーム以外の収益ポイントを増やすことで新規のユーザー獲得ROIを高めることができる。

例えば、ゲーム事業者Xが新規ユーザーを開拓した際、その対象ユーザーをMCH+ADXパートナーのゲームに送客し課金した場合に、収益の一部をゲーム事業者へ還元する「ベースリファラル機能」などがある。

ベースリファラル機能

(出典:double jump.tokyo「ベースリファラル機能」)

このほかにもゲーム間で積極的な送客を実施する際に収益を分配する「プロモリファラル機能」を実装した。