カナダのソーシャルプラットフォームであるハローパル(Hello Pal)は、2月に同社のウェブサイトが一時的に停止したと発表した。

同社が発表したプレスリリースによると、この事態はドージコイン(DOGE)とライトコイン(LTC)のマイニングへの多額の投資を発表した直後に発生した。

当時、ハローパルはドージコインとライトコインのマイニング施設の15%の株式を取得すると説明していた。報道によると、このマイニングファームは、DOGEとLTCのマイニングに特化した世界最大規模の施設で、70メガワットの容量を持ち、9万台以上のリグを収容しているとのことだ。

さらに、DOGEとLTCを採掘するために計画されている1万2500台のマイニングリグのうち、半分以上のリグが納品されたことも明らかになった。

ハローパルによると、ドージコインとライトコインのマイニング投資のニュースをきっかけに、ウェブサイトのオンライントラフィックが突発的に1000%を超える事態となった。このアクティビティの急増は、サイトを一時的にクラッシュさせるのに十分なものであった。

ハローパルのストリーミングサービスや一連のアプリも同様にオンラインでのアクセス数が増加したが、この期間中に障害は発生しなかった。ハローパルの創業者であるKL・ウォン氏は、ウェブサイトのクラッシュにつながったトラフィックの急増を肯定的にとらえ、次のように述べる。

「弊社のウェブサイトとHello Palアプリのアクティビティが急激に増加したことは、ドージコインだけでなく、仮想通貨全般に対する弊社の明確な立場を裏付けるものです」

ドージコインのマイニング事業は、同社の仮想通貨事業を拡大するものでもある。ハローパルはすでに、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)などのデジタル資産に対応した仮想通貨ウォレットサービスを提供している。

仮想通貨への関心がオンラインのトラフィックを急増させることは、今に始まったことではない。仮想通貨取引所でも、市場活動のピーク時にはプラットフォームが停止することがある。