シバイヌ(SHIB)やドージェロン・マーズ(ELON)といった犬をテーマにしたミームトークンが40%以上急落した。犬をテーマにした仮想通貨の突然の下落には、イーサリアム共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏による売却が理由だった。

Cointelegraph MarketsTradingViewのデータによると、SHIBの価格は40%下落して、アキタイヌ(AKITA)は50%下落、ELONは90%下落した。

SHIB/USDT vs. ELON/USDT vs. AKITA/USDT 4-hour chart. Source: TradingView

注意深い仮想通貨専門家は、12日にブテリン氏のウォレットから大きな動きがあったことに気づいた。同氏がUniswapでSHIBの流動性プールから動かし、トークンの売却を開始した。

ブテリン氏が所有するウォレットから数多くのスワップやトークン移転が行われたのが観察され、犬をテーマにした仮想通貨の価格が急落。ほかのトレーダーも売却しようと殺到したことで、イーサリアムネットワークの手数料は急上昇した。

犬系トークンを積み上げていたトレーダーの一部は、ブテリン氏による売却によって痛い目にあったわけだが、最近の犬系ミームコインを取り巻くバブルとそれに伴うイーサリアムの取引コスト増大を目にしていた仮想通貨コミュニティの人々は、この動きを称賛した。

Average Ethereum gas price in gwei. Source: Etherscan

ブテリン氏は、これらのミームトークンの売却による資金をGitcoinやGive Well、India Covidなど様々な慈善団体に寄付を行った。このため、仮想通貨コミュニティからの反発を和らげることになりそうだ。

 

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