著者 DMM Bitcoin マーケットレポート
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・韓国取引所との価格乖離率は20.1%→0.4%まで縮小
BTC/JPY日足 Tradingviewより作成
上図は、2020年11月から現在までの韓国大手取引所2社のBTC/KRWの平均価格、当社BTC/JPYおよびそれらの乖離率を示したチャートである。BTC/KRW平均価格を当時のKRW/JPYレートで円換算した。
韓国における暗号資産取引については、XEMの取引の4割をKRWが占めている通り(Daily Market Report 2021/08/31「XEM(ネム)の4割はKRW(ウォン)建、節目となる価格は?」参照)、世界的にみても活況であることが伺えるが、規制等の理由によって海外とのアクセスが難しいことから、韓国取引所と諸外国との価格乖離が注目されるケースがある。
直近10ヶ月の価格を当社価格と比較しても、うち半年近くは5%以上の乖離局面が発生していたようだ。
例えば4/16のBTC/JPYの当社価格は635万円だが、韓国取引所では764万円と129万円の上乗せ(プレミアム)が発生しており、価格に対して+20.18%の乖離率となった(上図黄矢印)。
価格の乖離は上昇局面だけでなく、下落局面でも発生している。
5/19にはテスラ社の決済動向や中国国内の暗号資産規制から、リスクオフとなり、当社のBTC/JPY価格は424万円まで下落するが、韓国レートでは509万円を保っていた。乖離率は+19.99%と4月の上昇局面と遜色ない数字となった(青矢印)。
一方、2/3(赤矢印)に関していえば、韓国取引所のBTC/JPY価格が367万円と当社取引所391万円を-6%と下回っており(ディスカウント)、必ずしもプレミアムが発生するとはいえない。
同様のディスカウントは約半年ぶりに8/1にも発生している。価格差は何を意味するのか、さらに過去のチャートも確認してみよう。
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