著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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三角保ち合い中のゴールデンクロス、そして上抜け

OMG/JPY 日足 Bidチャート(DMM Bitcoinの取引ツールより作成)

上図は、OMG/JPYの日足チャート(期間:2021年4月月初~現在)である。

足元の動きを見ると、「中国の不動産開発会社の社債利払い不履行懸念」から株式市場が下落すると、暗号資産市場も9/20から9/21にかけて軟調な動きとなった。

しかし、OMG/JPYは、9/20の市場に連れて一時900円を割り込む場面もあったが、同日中に一時1,200円台と9月高値を更新した後、950円付近で取引され比較的しっかりとした動きとなった。

9月の値動きを振り返ると、9/7以降は方向感のでないレンジ相場入りした様子であった。しかし、9/19に大きな反発の日足を形成し、6日ぶりに節目の1,000円を上回った。翌日にも1,200円台まで上昇し、結果的に三角保ち合いを明確に上抜ける展開となった。

以前のレポート(Daily Market Report 2021/09/09「OMG(オーエムジー)、ソーサーボトム完成後に急騰するも即反落、この先の展開は?」参照)では、以下の3点を確認した。

・9/5ソーサーボトム(※)完成
・ネックライン突破から高値までわずか2日間で約40%の急上昇
・暗号資産市場全体の急落により一時700円寸前まで下落
※ソーサーボトム:安値圏で発生するお皿のようなカタチ(横ばい状態)のこと。価格が下降から上昇傾向を示し始めたときに形成されるチャートパターンであり、トレンドが下降から上昇へ転じる可能性を示す。

また、記事内、『日足ボリンジャーバンドでは上昇傾向崩れず』では、ボリンジャーバンドを用いた上昇シナリオとして、節目の1,000円台で足固めが出来れば、5/11高値1,335円や年初来高値である1,672円を見据えた上昇に繋がる可能性について考察した。

50日単純移動平均線(上図黄線、以下50MA)、200日単純移動平均線(上図白線、以下200MA)と一目均衡表をもとにこれまでの動きを振り返ると、三角保ち合いの期間である9/16に50MAと200MAのゴールデンクロス(上図赤丸)が確認され、日足チャート上では8月中旬に雲を突き抜けて以降、依然として三役好転が続いている。

テクニカル面では、上記「上昇シナリオ」が進行中であると解釈することができそうだ。

このレポートでは、その後の展開についてシナリオをアップデートしていく。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。