著者 DMM Bitcoin マーケットレポート
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・BTC現物保有高はゆるやかに減少するが・・・
BTC現物保有高: https://jvcea.or.jp/about/statistics/より、BTC価格:DMM Bitcoin終値仲値、DMM Bitcoin作成
上図は、2018年12月から2021年7月までの現物BTCの保有高の推移(日本暗号資産取引業協会資料)とBTC/JPYの価格推移である。
2020年9月からBTC価格は顕著な上昇が確認できるものの、BTCの保有高については逆に右肩下がりとなっていることがわかる。
BTC保有高は2019年1月に164,058BTCを記録した後、2019年1月から2020年2月にかけては16万BTCから13万BTC間で推移し、BTC価格は100万円前後の価格帯で推移した。
BTC保有高は2020年3月に再び16万BTCを超え、翌月2020年4月にはJVCEAの統計上過去最高となる169,397BTCを記録した。一方でこの間のBTC価格は100万円を割り、3/31は69万円、4/30は94万円を記録した。このことから、BTC/JPYの価格下落に伴い、押し目買いが入ったことが読み取れる。
BTC保有高は2020年4月にピークをつけた後は減少に転じているが、一方の価格は2020年4月以降も堅調な推移を見せている。特に、その値動きは2020年9月から2021年3月にかけて顕著になった。
BTC価格の上昇に対して、BTC保有高が減少していることは、一見BTC市場が縮小しているように見える。しかしながら、BTC/JPYの価格が大きく変動しており、BTC/JPYの価格も考慮するべきである。
次項以降において、価格を加味したBTCの保有金額について検証をしてみる。
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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。