著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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8月後半からの上昇率が目立つLTC

米国のインフレ動向とそのインフレヘッジ資産としての暗号資産の関係から、暗号資産市場と米国の金利動向は2020年以降、概ね相関がある動きとなっている。

したがって、暗号資産の行方を考えるにあたり、米国の金利動向は重要なパーツの一つである。

8/27に米連邦準備制度理事会(FRB)議長がジャクソンホールにて基調講演を行い(8/27 Bloomberg)、“資産購入縮小”と“政策金利の利上げ”を切り分けることを強調した。

これを受けて、利上げを急がないと市場関係者が受け止め、株式市場を中心にリスク選好ムードが改めて広がったようだ。

FRBのスタンスは、利上げを急ぐほどインフレ懸念が強くないということでもあり、過去の暗号資産との相関からは暗号資産市場へはネガティブな要因が懸念された。

ふたを開けてみると、ジャクソンホールの後に暗号資産市場は、大きく下落する局面もなく、逆にBTC(ビットコイン)は9/1にもみ合いを脱して9/7には約4ヶ月ぶりに約570万円へと回復している。

その後、スポット的な調整局面に起因してか、大きなストップロスを巻き込み暗号資産市場全体が急落する流れとなっている。

BTCは、600万円の大台が見えてきたためか、一部では、エルサルバドルでのBTC法定通貨化の実施に対する“事実売り”との声もあったようだ。

BTC/JPYは足元では、500万円付近での取引となっているが、今回はBTCと関係の深いLTC(ライトコイン)の動きに注目してみる。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。