著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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(出典:DMM Bitcoin「BTCJPY 15分足」)

木曜日(11/19)のBTCJPYは180万円から188万円のレンジ推移となった。

11/16から続くBTCJPYの連日の上昇も一服し、180万円台を維持した堅調な推移を見せた。

東京市場時間では、日経平均株価とTOPIXが共に軟調なスタートであったが、午前9時30分頃からTOPIXが反発したことに加え、午前10時30分には、中国政府が国内消費を喚起し、イノベーション主導の成長モデルを推進する方針を示したとの報道が好感され中国株式市場が上昇したことを受けて、BTCJPYも反発上昇。午前11時30分頃には187.5万円まで買いが進んだ。

しかし正午を過ぎて、東京都の新型コロナウイルス新規感染者が500人を超えたとの報道が入ると、午前までの上昇の勢いは衰退しBTCJPYは下落。午後6時過ぎまで緩やかに下落を続け、日中安値となる180.7万円まで値を下げた。

また、BTCJPYの下落のタイミングと同時間帯に、当初今年の12月に予定されていたネムのパブリックブロックチェーン「シンボル(Symbol)」のローンチが来年の1月14日に延期されるとの発表を受けてXEMJPYも13円から午後5時には11円まで大幅に下落した

欧州市場時間に入ると英国と欧州連合(EU)の通商交渉一時停止による先行きの不透明感と新型コロナウイルス新規感染者拡大による景気回復への懸念から欧州株式市場は反落したが、日経平均やダウ平均の先物が買われており、BTCJPYも買いで反応し再び反発上昇。午後7時から午後11時にかけて180万円から187.6万円まで再び値を伸ばした。

米国市場時間に入ると、米新規失業保険申請件数が発表され、74.2万件(予想70.7万件、前回71.1万件)と予想を上回る数字となり、米労働市場回復の鈍化を示唆する結果となった。しかし米国株式市場は新型コロナウイルスワクチン開発進展への期待も大きいのか、下値は限定的となり、BTCJPY も翌午前0時頃に日中高値である、188.8万円を更新するも上値追いはなかった。その後、夜間帯は米国株式市場が緩やかな反発を見せるも、暗号資産市場に目立った材料はなくBTCJPYは185万円から188万円のレンジ推移で取引時間を終えた。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。