著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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BTCドミナンス50%割れ

BTCドミナンス(参考データ:TradingView/BTC.D指数)

BTCドミナンスは4月に入り下げ幅を拡大し、ついに50%を下回った。

ETH(イーサリアム)やLTC(ライトコイン)、ETC(イーサクラシック)などのアルトコインが着々と最高値更新を果たしている一方で、BTC(ビットコイン)のもたつき感が顕著になっている状況だ。

出遅れた銘柄への資金流入が意識されるか

BTCドミナンス 対 DMM取扱銘柄の相関係数表

上図は、BTCドミナンスと当社取扱銘柄との相関係数表(7日基準)である。

BTCドミナンス低下(BTCが相対的に弱い状況)に対して、アルトコイン価格が上昇している場合、逆相関となり数値はマイナスとなる(相関係数は1~-1の範囲で1は強い正の相関、逆に-1は強い負の相関)。

逆相関は、アルトコインの強さを反映している結果であると言える。

BTCドミナンスが50%を割れた日付(4/29)を起点として比較すると、高値更新を果たしているETHやLTC、ETC等については、相関係数が-1.0に近くなっており、強い逆相関性となっていることがわかる。

一方、5/3以降、直近のXRP(リップル)やXEM(ネム)、MONA(モナーコイン)の相関係数は-0.5からプラスの正の相関となっており、今回のBTCドミナンス低下の恩恵が剥がれ落ちている銘柄群といえるだろう(上図赤枠参考)。

中でも、XEMは特徴的なパターンを示しているのでもう少し詳しく分析してみたい。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。