著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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・BTCドミナンスとBTC価格でみる市場サイクル

BTCドミナンス:TradingviewよりDMM Bitcoin作成/BTC価格:当社終値(仲値)

 

上図は2019年1月以降の暗号資産市場における、BTC(ビットコイン)の時価総額の占有率(以下ドミナンス)とBTC/JPYの価格推移である。

BTCドミナンスとBTC/JPY価格を比較した際、大きく分けて次の2つの市場サイクルに区分できる。

拡大期:ドミナンスが下落から上昇へ転換すると同時に、BTC/JPY価格が上昇。その後の暗号資産市場における拡大トレンドの兆候が見られる期間。
循環期:ドミナンスが上昇から下落へ転換し、BTC/JPY価格が上昇と下落を繰り返す事により、暗号資産市場内における資金循環が発生する調整期間。

また、それぞれの期間において、以下の通りに整理することができる。

【①拡大期】ドミナンスの上昇期間(2019年4月~2019年9月):
BTC価格は“40万円”(下図赤線)を基点として、“120万円”(下図白線)の終点まで上昇した。

【②循環期】ドミナンスの下落期間(2019年10月~2020年9月):
BTC価格は下限40万円【①拡大期基点】(下図赤線)まで下落し、終点120万円(下図白線)の範囲内で推移した。

【③拡大期】ドミナンスの上昇期間(2020年10月~2020年12月):
BTC価格は“120万円” (下図白線)を基点として、“360万円” (下図青線)の終点まで上昇した。また、注目すべき点として、【①拡大期】の終点が【③拡大期】の基点となり、節目が引き継がれていることが挙げられる。

【④循環期】ドミナンスの下落期間(2021年1月~現在):
BTC価格は【③拡大期】300万円~700万円の範囲内で推移している。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。