著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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100SMAに半年ぶりにタッチ、サポートラインで下げ止めか

ETH/JPY 日足 Bidチャート(DMM Bitcoinの取引ツールより作成)

ETH/JPYは5/12を境に、下落一色という展開になっている。

5/12の高値473,000円付近から5/19には194,000円付近まで下押し、下落幅も58%に達し、過去最大のものとなった。

ETH/JPYは今回の下落により、100日移動平均線(上図橙色)に約半年ぶりにタッチしている。過去の局面においても、100日移動平均線はサポート、レジスタンスを計る一つの目安として、注目されていることが多い。しかし、今回は、下落の勢いが強く、100日移動平均線を突き抜け、図の“前回安値ライン”にまで到達してようやく反発した。この結果、長い下髭の陰線を形成するチャートとなっている。

図の“前回安値ライン”(上図200,000円)は、過去、(a)、(b)では高値防衛ライン(レジスタンス)として意識され、(c)では、下値抵抗ライン(サポート)として意識されており、重要なラインであることが窺え、今回の下落でもこのサポートライン(d)が防波堤となって下落をせき止めたようだ。

今後の展開としては、半年ぶりにタッチした100SMAや、前回安値ラインより上方で推移していくことができるのか、注視する必要がある。これらを割り込むことなく、日数をこなしていけるようであると、再度、高値に向けて動き出す展開も想定しやすくなろうか。

一方で、100SMA、前回安値ラインを下回ってくるような展開となった際は、更なる下落へのリスクが増大することになる。この場合、弱気相場への転換も視野に入ることになり注意が必要だろう。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。