著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

プロフィール:暗号資産交換業者。DMM Bitcoinなら、豊富な取扱い暗号資産(仮想通貨)種類(レバレッジ11種類、現物3種類)でお取引が可能です(※2020年10月現在)。厳重なセキュリティで、お客様が安心して暗号資産のお取引ができる環境を提供します。最短当日に口座開設可能。(暗号資産交換業 関東財務局長 第00010号、第一種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第3189号、加入協会:一般社団法人日本暗号資産取引業協会)

ボリンジャーバンドで特異なサイン点灯

BTC/JPY 日足 Bidチャート

現在のBTC/JPY(ビットコイン)は、20日移動平均線を基準とするボリンジャーバンドの3σをしっかり押し下げ、エクスパンション(バンド拡大)する流れとなっている。

上図(Ua)や(Ub)、(Da)のように、過去のエクスパンション局面でもバンドウォーク(※)へと繋がる傾向が高く、一度バンドウォークが始まると、価格は20日移動平均線を下回る(上回る)ことなく、断続的なトレンドへと展開する可能性が髙い。
※バンドウォークとは、バンドに沿って価格が推移すること。ミッドラインを割れず安定したトレンドとなることが多い。

現在のBTC/JPYは、実勢価格が3σを追う形で下げ足を加速させる展開にある可能性があり、そのサインを点灯させているBTC/JPYは、「下げやすい環境にある」と言えよう。

一方で、統計学的に、「価格は99.7%の確率で3σ範囲に収まる」というボリンジャーバンドの特異性があり、価格がバンド内に収まるという価格回帰性に期待する手法もあるが、上図では、(Sa)や(Sb)、(R)のようにスクイーズ(バンド収縮)局面で有効であることがうががえる。

以下、ボリンジャーバンドの特異性(エクスパンション・スクイーズ)の観点からシナリオを検討する。

続きはこちら

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。