著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

プロフィール:暗号資産交換業者。DMM Bitcoinなら、豊富な取扱い暗号資産(仮想通貨)種類(レバレッジ11種類、現物3種類)でお取引が可能です(※2020年10月現在)。厳重なセキュリティで、お客様が安心して暗号資産のお取引ができる環境を提供します。最短当日に口座開設可能。(暗号資産交換業 関東財務局長 第00010号、第一種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第3189号、加入協会:一般社団法人日本暗号資産取引業協会)

第3ベース構築中:ベースパターンの正念場

FX XRP/JPY 日足 Bidチャート(DMM Bitcoinの取引ツールより作成)

上図は、XRP/JPYの日足チャート(2021年初来)である。これまでの推移をみると、典型的な大幅上昇のチャートパターンとなる“ベース”パターンの形成を模索しているように見える。

これまでの軌跡を以下に整理すると、

  • 第1ベース(白線):30円ラインを1ヶ月程度で構築。
  • 第2ベース(ピンク線):70円ラインを2ヶ月程度で構築。
  • 第3ベース(水色線):200円ラインで現在構築段階にあり、1ヶ月半程度が経過。

となる。

現在の価格水準150円付近は、4月中旬に大きく上昇し200円を試した後、下値も100円割れの下落が回避された中間地点に位置している。

200円ラインがレジスタンスライン(第3ベース)となり反落した後、100円丁度付近まで下落したものの、50日単純移動平均線(黄色線、以下50MA)にサポートされる形で反発を試しており、再度、200円ラインの上抜けチャレンジに向けて、重要な局面となっている。

今後のシナリオとしては、以下、2点が考えられる。

【①ベースパターンの終焉】

第3ベースの200円ラインの上抜けに失敗するシナリオである。

その場合、再度50MA付近となる130円程度までの調整が想定され、200円への再チャレンジは、少しの期間、お預けとなりそうだ。

【②ベースパターンの継続】

第3ベースの200円ラインの上抜けに成功するシナリオである。その場合、”第4ベース入り”となり、もう一段の上昇シナリオ継続が考えられる。

第2ベースラインから第3ベースラインへの上昇幅が200%程度(65円→200円)であることから、第3ベースラインから第4ベースラインへの上昇幅も、150%程度の上昇となるかも知れない。

その場合、200円の1.5倍で想定価格は”500円”となる可能性がある。

一方で、XRPは歴史的高値400円(ドル価格では$3.3近辺)も控えており、売り圧力として意識されるラインではあるだろう。

続きはこちら

本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。