著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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第3ベース:成長株に向けて正念場

BATJPY 日足チャート(DMM Bitcoinの取引ツールより作成)

上図はBAT(ベーシック アテンション トークン)の日足チャート(2021年初来)である。チャートの形状をみると、株式市場でいう典型的なハイパーグロース(急成長株)銘柄のチャートパターンとなる可能性を模索しているように見える。

現在、第3ベース(水色線)形成中であり、50日単純移動平均線(黄色線、以下50MA)からの反発局面であると同時に、最高値更新に向けた上値抵抗線突破を試す重要な局面であるため、節目となる水準を確認する。

① 【30円】第1ベース(ピンク線) :2021年最初のベースライン
形成期間は10日程度であり、50MAにもサポートされながら、上抜けを達成。

② 【35円】第2ベース(白線) :2021年1月中旬から2月初のベースライン
形成期間は20日程度であり、①第1ベースにサポートされながら、上抜けを達成。

③ 【60円】第3ベース(水色線) :2021年2月中旬から現在のベースライン
形成期間はすでに1ヶ月程度となり、50MAにサポートされた後の反発局面。
ただし、①第1ベースと②第2ベースと異なり、“切り下げの兆候”とされる
反発・反落を繰り返す不明瞭なベース形成が進行している。

上記の節目を起点に、今後のシナリオを整理する。

< シナリオ1:ハイパーグロース銘柄へ変貌 >

前日の大幅上昇に続き、【60円】③第3ベース(水色線)の上抜けに成功するシナリオとなる。その場合は、伝統的なハイパーグロース銘柄の系譜通り、年初水準20円の“テンバガー”【200円】が目標価格として見込まれる。ただし、すでに第3ベース形成期間が長期化しており、近日中の動意が必要となるだろう。

< シナリオ2:50MAのサポートレンジ形成 >

“切り下げの兆候”とされる不明瞭なベース形成通り、【60円】③第3ベース(水色線)の上値抜けを失敗するシナリオとなる。その場合、50MA近辺の価格【40円】への反落

または、②【35円】第2ベース(白線)へのステージダウンが想定される。

ステージダウン後の反発には、35円~40円にて相応のレンジ期間を要するため、長期的な売買シナリオの構築を考えたい。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。