著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

プロフィール:暗号資産交換業者。DMM Bitcoinなら、豊富な取扱い暗号資産(仮想通貨)種類でお取引が可能です。厳重なセキュリティで、お客様が安心して暗号資産のお取引ができる環境を提供します。最短当日に口座開設可能。(暗号資産交換業 関東財務局長 第00010号、第一種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第3189号、加入協会:一般社団法人日本暗号資産取引業協会)

BTC(ビットコイン)との相関が強まる暗号資産市場

上図は、当社取り扱い銘柄の価格とBTC価格の相関係数を表したものである。

相関係数とは、比較する二者間での関連性の高さを数値化したものであり、「1」に近づくと両者は正の相関、「0」に近づくと相関なし、「-1」に近づくと負の相関となる。

2022年初頭から、アルトコインは、暗号資産の代表格であるBTCと似たような値動きを見せており、相関係数は1に近づきつつある。

言い換えれば、BTCが2022年初頭の約550万円から足元での約450万円まで下落しているように、他銘柄も下落基調にあるということだ。

長期的視点においても、上図の矢印のように各銘柄の相関係数は概ね1付近に収束しつつあり、銘柄ごとの特色が価格には反映されにくくなっているようだ。

その一方で、個別材料等が意識されることによりBTCとの相関係数が低下し、他と異なる値動きを見せる銘柄もある。上図のXEM(ネム)、OMG(オーエムジー)、BAT等がそれに該当する。

特にBATは2021年11月以降、相関係数が1から乖離することが他の暗号資産と比べて目立っているといえる。

このため、BATの今後のシナリオを読み解く際には、暗号資産全体の値動きよりも、BAT個別に分析を行うほうが効率的とも考えられそうだ。

以下、テクニカル分析に基づきBAT/JPYの今後の展開を紐解いてみる。

続きはこちら