著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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5月以降、イーロンマスクのマイニングを懸念するツイートに始まり、中国が、国内の暗号資産取引やマイニングに対する取り締まりを強化している報道等も散見され、ビットコインをはじめ暗号資産市場全体の下落に拍車をかけている。

マイニングにおいて、中国は主要なプレイヤーであり、その動向は暗号資産の価格に影響を与えると考えられる。また、ハッシュレートも過去のデータからは暗号資産価格に関連している可能性も否定できず、一つのパラメータとして着目に値する。

このため、今回はマイニングとそのコストであるエネルギー価格をキーワードにイーサリアムの価格について分析してみる。

まずは、以下の関係について分析を行った。

 ①イーサリアムとハッシュレート
 ②イーサリアムと石炭価格
 ③イーサリアムとエネルギー企業の株価

①ETH×HASHRATE~ハッシュレートは価格の後追い~

ETH価格とETHハッシュレート(TradingviewおよびEtherscanより作成)

上図は、ETH/USD価格とハッシュレートの日足チャート(期間:2021年初~現在)である。

年始から5/12まで価格とハッシュレートは共に上昇していたが、5/12のETH/USDの下落後は、その後を追うようにハッシュレートも下落に転じている。

現在も価格、ハッシュレート共に下落トレンドが継続している。天井付近(上図赤丸)での値動きからETH/USDの価格が、ハッシュレートに先行していることが分かる。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。