著者 DMM Bitcoin マーケットレポート
プロフィール:暗号資産交換業者。DMM Bitcoinなら、豊富な取扱い暗号資産(仮想通貨)種類でお取引が可能です。厳重なセキュリティで、お客様が安心して暗号資産のお取引ができる環境を提供します。最短当日に口座開設可能。(暗号資産交換業 関東財務局長 第00010号、第一種金融商品取引業 関東財務局長(金商)第3189号、加入協会:一般社団法人日本暗号資産取引業協会)
・ETC/ETH 6/29の大陽線に着目
ETC/ETH 日足 Bidチャート(DMM Bitcoinの取引ツールより作成)
上図は、ETC/ETHの日足チャート(期間:2021年4月~現在)である。
足元のETC/ETHは、5月上旬の激しい値動きも落ち着き、0.0190ETH(Aライン 上図緑線)をサポート、0.0297ETH(Bライン 上図黄線)をレジスタンスとしたボックス圏内で推移している。
サポートとなっているAライン(0.0190ETH・上図緑線)は、4/16、4/17に付けた前回の高値水準となるが、同時に、5/5から5/6の急上昇時においては上方ブレイク(上図青丸)したラインでもある。
5/7以降の下落相場においてはこのラインを大きく割り込むことはなく、サポートラインとして機能しているのがわかる。
一方のレジスタンスラインとなっている0.0297ETH (Bライン・上図黄線)は、5月急騰前の安値(4/23・上図黄印)から、急騰時の高値(5/6・上図赤印)におけるフィボナッチ・リトレースメントの50%ラインと重なる水準である。
このラインは、5/9にローソク実体が下回って引けて(上図緑丸印)以降、レジスタンスラインに切り替わり、意識されているようだ。
このようにETC/ETHは上下のレジスタンスとサポートに挟まれる格好で、レンジ相場の展開が続いていたが、ファンダメンタルズ材料から反発の兆しを見せ始めている。
6/29のコインテレグラフの記事によれば、良好なファンダメンタルズ材料は次の通りとなる。
「ETCの開発チームは、7月下旬にETCのハードフォーク「Magneto」を行うことを発表した。イーサリアムの大型アップデートであるベルリンで実装された4つのイーサリアム改善提案(EIP)が含まれ、今回のハードフォークによって、ネットワークのセキュリティを向上とガス代(手数料)削減につながることが期待される。」
直近のETC/ETHは、このニュースに反応してか0.0020付近から0.0025付近まで上昇して 6/29には大陽線となった。その後も0.0024付近での値動きとなり、日足一目均衡表・雲下限に沿った推移(上図黄四角形)となっている。
現在、次の2点から今後の値動きを占う上で重要な状況にあるといえる。
①日足一目均衡表での好転の発生と、雲形状の変化
②RSI(14日)でダイバージェンスが発生
それぞれ図を交えて、以下に記述する。
続きはこちら