著者 DMM Bitcoin マーケットレポート
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・一目均衡表で強い下降サイン継続
MONA/JPY 日足 Bidチャート(DMM Bitcoinの取引ツールより作成)
上図は、一目均衡表を設定させたMONA/JPY日足チャートである(期間:2021/3~現在)。➀価格が下降雲(上図赤線)下で推移、②遅行スパン(上図青線)がローソク足の下で推移、③転換線(上図オレンジ線)が基準線を下回っていることから、「三役逆転」の状態が発生していることが分かる。また、一目均衡表の3つのシグナル方向が揃っており、強い下降サインが継続している。ここで着目したいのは、「115円の下値抵抗線(6/22安値付近)の役割」と「遅行スパンの行方」である。
・「115円」が分岐点になる公算
MONA/JPY 日足 Bidチャート(DMM Bitcoinの取引ツールより作成)
上図を見ていただきたい。
足元は、115円(6/22安値付近)が下値抵抗線として意識される中、遅行スパン(上図青線)の好転が迫っていることから、同抵抗線の役目が重要な分岐点となりそうである(橙色の丸および矢印参考)。
上述した三役逆転による強い下降サインからすると、115円ラインは重要な節目であり下方ブレイクアウトすると、下落トレンドが加速することが想定される。
だが一方で、サポートとしての役割によって価格が反発すると、遅行スパンが上昇し、ローソク足とゴールデンクロスすることで好転(上昇サイン点灯)となる可能性も同様に考えられる。5/12足の下落により遅行スパンが逆転した後、相場の下落が加速した過去事例を踏まえると、遅行スパンが好転すると相場が急伸する想定もしておきたい。
したがって、どちらのケースもトレンド加速の可能性があるため、「115円」が分岐点となる公算と言えよう。
以下、115円を境に、<シナリオ1>と<シナリオ2>をまとめる。
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