著者 DMM Bitcoin マーケットレポート
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・2017年との類似性
BTCJPY 週足 Bid (DMM Bitcoinの取引ツールより作成)
BTCJPYは、2021年1月3日に史上最高値となる359万円に到達した。しかし、その翌日4日には一時300万円を割り込み、20%近く急落する場面もあった。(1月5日11時現在330万円ほどで取引されている。)
上図はBTCJPYの週足チャートである。2017年と2021年のチャートを見比べてみると、2017年のピーク時のチャートと、2021年現在のチャートは非常に酷似している。足元はどうなっているのか、オシレーターツールから検証してみたい。
BTCJPY 日足 Bid (DMM Bitcoinの取引ツールより作成)
1/4に上昇していたパラボリックSAR(青点線)と下落した日足がぶつかり、売りのタイミングを示唆している。RSIも買われ過ぎを示す80のラインを超えて推移し、スローストキャスティクスも1/2にSlow%K(青線)がSlow%D(橙線)を上から下に抜け、下落を示唆している。MACDは、現状12/16のゴールデンクロスからの上昇トレンド継続と受け取れるようだ。
オシレーター系の指標をみると2017年の動きをなぞり、300万円オーバーからは、短期的な調整の可能性は見ておく必要はあろう。一方で、MACDのトレンドは上昇を続けており、短期的な調整は、ロング派にとって絶好の買い場を提供することになる可能性もある。
2017年当時のビットコインの時価総額は$320,576,568,850、現在は$609,409,213,147とおよそ1.9倍となっている*。発行枚数こそ増えてはいるが、需要が高まればその分価格は押し上げられる方向へ働く。3年で1.9倍となった力強さは、2021年も継続するか注目である。