著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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上場アナウンスの事実売りをこなせるか

QTUMJPY 日足 Bid(DMM Bitcoinの取引ツールより作成)

昨年夏のDeFiバブルで大相場を経た(QTUM)だが、価格は再び上昇に転じつつあるようだ。当社でもレバレッジ取引が可能であるが、20日に日本国内取引所でのQTUM上場が発表され、取引高の拡大も期待されている。

QTUMJPYの日足チャートをみてみよう。QTUMJPYは3月の急落を底に上昇し、7月上旬より順調に価格を押し上げ推移してきた。8/21の急騰では年初来で一時315%超のパフォーマンスをみせたが、上髭の陰線で引けた。その後、過熱感が一服するにつれて、QTUMJPYはETH等と比較して特有の材料に欠ける点や、流動性の少なさが嫌気されたのか、軟調な展開となった。11月末の急騰も、XRPやXLM等が活発となったことによるアルトコイン全体の連れ高であり、QTUM特有の材料ではなかったため、ほぼ往ってこいとなったようだ。

一方、QTUMJPYの下値に着目すると、急騰、下押し一巡後も長期的な視点で見れば順調に切り上げており、12/24の急落でも、サポート指示線付近の価格帯で反発したことから、①のサポートが意識されているようだ。その後、②のサポートのように角度をつけて上昇していることがわかる。

直近では、緑矢印のように、さらに安値を切り上げて上昇している。1/20営業日では、QTUM上場の事実売りが優勢になったからか下押したが、取引高拡大の可能性は、QTUMにとって好材料であることには変わりなく、今後は、②のサポートや、緑矢印上を推移していく展開が想定される。その場合の注目ポイントとして、RSIの20付近は昨年3月以降、反発できている点、25日移動平均線、75日移動平均線は昨年12月より、サポートとレジスタンスとして機能した局面がある点に注目しておきたい。

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。