著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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2021年、ENJ(エンジンコイン)のβ(ベータ)が急増

TradingviewとDMM Bitcoinクローズレートより時価総額をもとにDMM Bitcoin作成

上図は、当社取扱銘柄の暗号資産の時価総額に対する月次β(ベータ)を2021年、2020年、2020-2021年の3期間について算出したランキングである。

βは市場感応度とも呼ばれ、主に市場平均(ベンチマーク)を上回るパフォーマンスを目指す投資家に注目される指標である。上の表では、暗号資産の時価総額をベンチマークに用いていることから、個別銘柄が暗号資産市場全体(以降、「市場」とする)から受ける影響の大きさの順位としてみることもできる。

一例として、10位のBTC(ビットコイン)をみてみると、2020年のβは1.04となっている。これは、2020年のBTCが市場の上昇局面では1.04倍大きく上昇し、下落局面では、1.04倍下落する傾向があったと換言することもできる。また、2021年のBTCのβは0.90であるが、これは2021年のBTCが市場の0.90倍動く傾向になった(≒前年より市場感応度が鈍くなった)ともいえる。

そして、2020年2月1日から2022年1月1日の2年を通してみると、BTCのβは1.00を下回ることとなった。

この期間の市場の時価総額とBTC/JPYを比較したのが下図である。

暗号資産の時価総額(USD):Tradingview(https://jp.tradingview.com/)
BTC/JPY:DMM Bitcoinクローズレート より当社作成

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。