著者 DMM Bitcoin マーケットレポート
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・三角保ち合いを上抜け、昨年の高値に挑戦
MONAJPY 週足 Bid(DMM Bitcoinの取引ツールより作成)
週足のモナーコイン(MONAJPY)は三角保ち合いから上昇トレンドに移行しつつあるようだ。
MONAJPYの値動きを振り返ると、昨年2月は当社を含む国内取引所での新規上場が相次いだことや、アルトコイン活況相場の恩恵から価格は急騰して、2019年12月の80円から289円まで高騰した。
しかし、その直後の3月にはコロナウィルスの影響で株式市場の下落をはじめとしたリスクオフが広がり、76円の安値をつけた。その後、7月末に200円台前半まで戻したものの、モナーコイン特有の材料が少ないこともあり価格は反落。
2020年末まで①のレジスタンスと②のサポートラインの中で推移した。
2021年になると①のレジスタンスがブレイクされ(赤矢印)、MONAJPYはそのまま続伸。サポートも②よりも急角度な③に置き換わっており、以前より強い上昇トレンドであることを示唆している。
三角保ち合いを抜けた場合に強いトレンドを形成する傾向がテクニカル分析の基礎の一つであるが、MONAJPYは9か月もの期間にわたって①と②の保ち合いに留まっていたため、レジスタンスのブレイクは市場参加者に注目され、その後の買いも入りやすかったようだ。
下図の出来高をみても、年明け(赤矢印)から昨年3月以降の水準を上回り始めており、市場参加者の注目を集めていたことが確認できる。
2021年2/12の出来高は昨年2月を超えており、引き続き上昇トレンドをサポートする売買高が継続するか注目される。
MONAJPY出来高移動平均(Coin Market Capより作成)