著者 DMM Bitcoin マーケットレポート

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出遅れ銘柄としての注目か、それとも見直し買いか

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比較チャート(ETCJPY, BTCJPY, ETHJPY, XEMJPY週足)

2/13、ETC(イーサクラシック)は前日比35%超の上昇を果たし、昨年につけた高値を更新した。

上図、2019/12/30を起点とした比較チャートをみてみると、昨年2月の急落から他のアルトコインやビットコインが値を戻し、順調に上昇する一方でETCJPYは伸び悩んだことがわかる。背景にあるのはETCをターゲットとした51%攻撃で、これが昨年8月にかけて相次いだことで、800円台前半だったETCの価格は1か月で500円台まで急落した。急落後も、ETCの上場廃止を懸念してか、売買を手控える市場参加者が多かったため、じり下げに。

年末には51%攻撃の予防を目的としたアップデートが発表されたこともあり、下げ渋ったものの、暗号市場全体の上昇基調を踏まえると、決して良いパフォーマンスとはいえなかった。

しかし今年2月に入り、アルトコイン全般が上昇するなかでETCJPYも例外とならず、急騰できたことは、昨年とは流れが変わった可能性が考えられる。

出来高をみると5日、25日移動平均線の通り、価格の低迷していた11月末から既に増加傾向にあったが、価格の上昇後も出来高が衰えていないため、出来高の伴った上昇であるようだ。なお、価格の急騰した2/13は出来高も昨年2月を上回った(下図)。

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ETCUSD出来高移動平均

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本記事の見識や解釈は著者によるものであり、コインテレグラフの見解を反映するものとは限らない。